どうせ死ぬんだから

今日読み終わった本
「どうせ死ぬんだから ~好きなことをやって寿命を使い切る~」

これがとても読みやすくてすらすらとページを進めていた。

著者の和田秀樹さんは高齢者医療に携わる方。
その方から見た老後というのが希望の持てるものだった。

本をパラパラめくったときにまず目についたのが
がんになって死ぬのと、ピンピンコロリのどちらがよいか?という語り。
正直私は本を読むまで「ピンピンコロリの方がいいでしょ!」と思っていたんだが、今はがんのほうがいいと思うようになった。

それは、周囲の人間とちゃんとさよならができるから。

・・・あとは見られるとやばいものを処分できるから。
正直これが一番でかい。実際見られたらやばいものの1つや2つや3つくらいはあるのでそれを処分しないと私は安心して死ねない。
まあ、最悪スマホのデータ抹消してくれれば・・・いやこれ以上はやめておこう。


あと、「年をとれば認知症ににもなる」と言い切っていたのがとてもよかった。
老いるというとどうもネガティヴに捉えられがちだが、それは自然の摂理だ。長く生きれば臓器にもガタがくるし、認知症にもなる。
それでも健康的な楽しい生活は送ることができる。

老後に大切なのは、脳を活性化してくれるような体験や人付き合い。
それと同時にそれらはどんな年齢でも幸福の大元だと再認識させられた。

老人ホームや老後にかかるお金についても触れられていて、老後は意外とお金も使わない・国の保障も受けられるということも説明されていた。
まだ数十年先なのでピンとはきていないが、老後生活をそこまで恐れなくてもいいんだと思えた。
そして、今やりたいことを我慢して老後資金を貯めすぎずともどうにかなれるような気がした。そういった意味でも楽観的な視点を与えてくれる。

いくらかかるかわからないから・・・
お金がなくなったら悲惨な最期になるのでは・・・
などと不安で不安で老後資金を貯めなければ!!!と躍起になっていたけど、今も楽しもうと思わせてくれた。

老後も楽しく生きられるんだという希望とともに、
「どうせ死ぬんだから、今を楽しんで幸福を噛みしめよう」
読んだ後にそう思える本だった。

どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる
和田秀樹 (著)

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